運行管理者試験過去問題 - 平成23年度第1回(貨物)
5.実務上の知識及び能力
問30 営業用トラックの運行等に関する次の文中、(1)~(7)の下線部の記述のうち、運行管理者等の業務上の措置として、適切なものの組合せを次の選択肢(1~6)の中から選びなさい。(※法改正により一部改変)
運転者数名が、所属する営業所を早朝に出庫することから、営業所に出勤する前であった運行管理者は、(1)日頃から行っている自宅からの電話による点呼を行った。
出庫した運転者から、「運行中に交差点の赤信号に従って停車しようとして減速したところ、後続の一般原動機付自転車に追突され、この事故で一般原動機付自転車の運転者が下腿を骨折し救急車で病院に搬送されたが、自分にけがはなく自車も運行する上で問題はない。」との連絡があった。
運行管理者は、(2)当該運転者に対し、警察官の指示に従い、事故処理を行った後、運転者及びトラックに問題がなければ警察官に確認した上で、運送を継続するよう指示した。
運行管理者は、運転者からの報告を受け、(3)社内の事故記録表に事故概要を記録し、営業所の責任者に報告した。
運行管理者は、(4)運送業務を終えて帰庫した当該運転者に対し、乗務後の点呼を行い、当該事故について改めて報告を求めた。
点呼実施後、(5)当該事故に関する記録については、既に事故記録表に記録したことから点呼記録表には記録しなかった。
一方、運転者は、乗務後の点呼において、当該事故について詳細に報告したので、(6)乗務等の記録に事故については記録しなかった。
後日、事業者は、当該事故の関係者から事故の概要等を確認した上で、(7)当該事故は被害事故であると判断し、自動車事故報告規則に規定する自動車事故報告書を国土交通大臣に提出しなかった。
運行管理者の業務上の措置
(1)乗務前の点呼 (2)運送の継続の指示 (3)事故の記録等 (4)乗務後の点呼 (5)点呼記録
(6)乗務等の記録 (7)動車事故報告書の提出
選択肢
1 (1)・(2)・(3)
2 (2)・(3)・(4)
3 (3)・(4)・(7)
4 (1)・(2)・(3)・(5)
5 (2)・(3)・(4)・(7)
6 (3)・(4)・(6)・(7)