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運行管理者試験過去問題 - 平成26年度臨時試験(貨物)【解答・解説】

平成26年度臨時運行管理者試験(H26.5実施)-解答・解説-

【解答一覧】
問01:4
問02:2
問03:2,3
問04:2 B1 C1 D2
問05:4
問06:2,3
問07:1
問08:2
問09:3
問10:3
問11:2 B2 C1 D2
問12:1,3
問13:1,3
問14:4
問15:1 B2 C2 D1
問16:4
問17:4
問18:3
問19:3
問20:1 B1 C1 D1
問21:2
問22:4
問23:1,3
問24:1,3 不適2,4
問25:1,2 不適3,4
問26:2,3
問27:1.24人 2.1人
問28:1,2,3 不適4
問29:1,3,4 誤2
問30:1.40km/h 2.不適 3.不適


1.貨物自動車運送事業法
  問1 正解4

4.誤り。各営業所に配置する事業用自動車の種別ごとの数の変更については、あらかじめその旨を届け出なければならない。


  問2 正解2

2.誤り。事業者は、運行管理者の職務及び権限並びに事業用自動車の運行の安全の確保に関する業務の処理基準に関する運行管理規程を定めなければならない。


  問3 正解2,3

1.誤り。輸送の安全に関する基本的な方針を策定することは事業者の義務であり、運行管理者の業務ではない。運行管理者の業務は、乗務員に対し、国土交通大臣が告示で定める指導・監督を行うことである。

4.誤り。運転者の勤務時間及び乗務時間を定めることは、事業者の業務である。運行管理者の業務は、事業者により定められた勤務時間及び乗務時間の範囲内において乗務割を作成し、これに従い運転者を事業用自動車に乗務させることである。


  問4 正解 A2 B1 C1 D2

貨物自動車運送事業者は、事業用自動車の(乗務)を開始しようとする運転者に対し、対面(運行上やむを得ない場合は電話その他の方法。以下同じ。)により点呼を行い、次に掲げる事項について報告を求め、及び確認を行い、並びに事業用自動車の運行の安全を確保するために(必要な指示)をしなければならない。ただし、輸送の安全の確保に関する取組が優良であると認められる営業所において、貨物自動車運送事業者が点呼を行う場合にあっては、当該貨物自動車運送事業者は、対面による点呼と同等の効果を有するものとして国土交通大臣が定めた機器による点呼を行うことができる。
一 (酒気帯び)の有無
二 (疾病、疲労、睡眠不足)その他の理由により安全な運転をすることができないおそれの有無
三 道路運送車両法第47条の2第1項及び第2項の規定による点検の実施又はその確認


  問5 正解4

4.誤り。事故惹起運転者に対する特別な指導は、当該交通事故を引き起こした後再度トラックに乗務する前に実施する。ただし、やむを得ない事情がある場合には、再度乗務を開始した後1ヵ月以内に実施する。なお、外部の専門的機関における指導講習を受講する予定である場合は、この限りでない


  問6 正解2,3

1.誤り。事業者が選任する運転者については、日々雇い入れられる者、2ヵ月以内の期間を定めて使用される者又は試みの使用期間中の者(14日を超えて引き続き使用されるに至った者を除く。)であってはならない。

4.誤り。特別積合せ貨物運送を行う一般貨物自動車運送事業者は、当該特別積合せ貨物運送に係る運行系統であって起点から終点までの距離が100キロメートルを超えるものごとに、本記述のような基準を定めなければならない。


  問7 正解1

1.10台以上の自動車が衝突した事故なので報告は必要であるが、速報までは要しない


  問8 正解2

2.誤り。事業者は、事業用自動車に貨物を積載するときは、偏荷重が生じないように積載するとともに、貨物が運搬中に荷崩れ等により当該事業用自動車から落下することを防止するため、貨物にロープ又はシートを掛けること等必要な措置を講じなければならない。車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上の事業用自動車に貨物を積載する場合に限られるわけでない


2.道路運送車両法
  問9 正解3

3.誤り。自動車登録番号標は、自動車の前面及び後面の見やすい位置に取り付ける。任意の位置ではない。


  問10 正解3

3.誤り。自動車の使用者は、自動車の長さ、幅又は高さを変更したときは、その事由があった日から15日以内に、当該事項の変更について、国土交通大臣が行う自動車検査証の記入を受けなければならない。


  問11 正解 A2 B2 C1 D2

自動車運送事業の用に供する自動車の使用者又はこれを(運行)する者は、1日1回、その運行の(開始前)において、国土交通省令で定める技術上の基準により、(灯火装置の点灯)、制動装置の作動その他の日常的に点検すべき事項について、(目視)等により自動車を点検しなければならない。


  問12 正解1,3

2.誤り。車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上の貨物の運送の用に供する普通自動車の原動機には、自動車が時速90キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制御を円滑に行うことができる速度抑制装置を備えなければならない。

4.誤り。貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、大型後部反射器を備えなければならない。


3.道路交通法
  問13 正解1,3

2.誤り。駐車とは、車両等が客待ち、荷待ち、貨物の積卸し、故障その他の理由により継続的に停止すること(貨物の積卸しのための停止で5分を超えない時間内のもの及び人の乗降のための停止を除く。)、又は車両等が停止し、かつ、当該車両等の運転をする者がその車両等を離れて直ちに運転することができない状態にあることをいう。

4.誤り。これは路側帯の説明である。安全地帯とは、路面電車に乗降する者若しくは横断している歩行者の安全を図るため道路に設けられた島状の施設又は道路標識及び道路標示により安全地帯であることが示されている道路の部分をいう。


  問14 正解4

4.誤り。車両の駐車が禁止されているのは、人の乗降、貨物の積卸し、駐車又は自動車の格納若しくは修理のため道路外に設けられた施設又は場所の道路に接する自動車用の出入口から3メートル以内の道路の部分である。


  問15 正解 A1 B2 C2 D1

交通事故があったときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員は、直ちに車両等の運転を停止して、(負傷者を救護)し、道路における(危険を防止)する等必要な措置を講じなければならない。この場合において、当該車両等の運転者(運転者が死亡し、又は負傷したためやむを得ないときは、その他の乗務員)は、警察官が現場にいるときは当該警察官に、警察官が現場にいないときは直ちに最寄りの警察署(派出所又は駐在所を含む。)の警察官に当該交通事故が発生した(日時及び場所)、当該交通事故における死傷者の数及び(負傷者の負傷の程度)並びに損壊した物及びその損壊の程度、当該交通事故に係る車両等の積載物並びに当該交通事故について講じた措置を報告しなければならない。


  問16 正解4

4.誤り。車両は、道路標識等により追越しが禁止されている道路の部分であっても、前方を進行している軽車両については追い越すことができるが、原動機付自転車は軽車両ではないので追い越してはならない


  問17 正解4

4.誤り。これは、「大型貨物自動車等通行止め」の標識であり、車両総重量が8,000キログラム以上又は最大積載量5,000キログラム以上の貨物自動車等の通行を禁止するものである。したがって、本肢のような中型貨物自動車の通行は可能である。


4.労働基準法
  問18 正解3

3.誤り。労働者及び使用者は、労働協約、就業規則及び労働契約を遵守し、誠実に各々その義務を履行しなければならない。「努めなければならない」という努力義務ではない。


  問19 正解3

3.誤り。使用者は、労働者の死亡又は退職の場合において、権利者の請求があった場合には、7日以内に賃金を支払い、積立金、保証金、貯蓄金その他名称の如何を問わず、労働者の権利に属する金品を返還しなければならない。


  問20 正解 A1 B1 C1 D1

(1) 拘束時間は、1ヵ月について(293時間)を超えないものとすること。ただし、労使協定があるときは、1年のうち6ヵ月までは、1年間についての拘束時間が(3,516時間)を超えない範囲内において、320時間まで延長することができる。

(2) 1日についての拘束時間は(13時間)を超えないものとし、当該拘束時間を延長する場合であっても、最大拘束時間は、(16時間)とすること。この場合において、1日についての拘束時間が15時間を超える回数は1週間について2回以内とすること。


  問21 正解2

連続運転時間(1回が連続10分以上で、かつ、合計が30分以上の運転の中断をすることなく連続して運転する時間をいう。)は、4時間を超えないものとすること。
 運転開始後4時間以内または4時間経過直後に30分以上運転を中断しなければならない。ただし、運転開始後4時間以内に運転を中断する場合は、少なくとも1回につき10分以上とした上で分割することができる。

1.改善基準に適合していない。前半については、4時間の運転(2時間50分+1時間10分)対し、30分以上の休憩(20分+20分)を取っているが、後半について、4時間の運転後20分の休憩しか取っていないので、改善基準に適合していない。

2.改善基準に適合している。10分未満の休憩等は運転の中断とならないので、1回目の休憩(5分)は運転の中断時間に含まれないが、それでも、前半については、3時間55分の運転(3時間20分+35分)に対し、運転後30分の休憩を取っている。後半についても、3時間35分の運転後に乗務を終了しているので、改善基準に適合している。

3.改善基準に適合していない。前半については、4時間の運転(2時間30分+1時間30分)対し、30分以上の休憩(30分+10分)を取っているが、後半については、運転時間が4時間に達した時点で10分の休憩しか取っていないので、改善基準に適合していない。改善基準に適合させるためには、4回目の運転の際、1時間の運転後に少なくとも20分の休憩をしたうえで運転を再開する必要がある。

4.改善基準に適合していない。運転時間が4時間に達した時点で20分の休憩しか取っていないので、改善基準に適合していない。改善基準に適合させるためには、3回目の運転の際、1時間の運転後に少なくとも10分の休憩をしたうえで運転を再開する必要がある。


  問22 正解4

1日(始業時刻から起算して24時間をいう)についての拘束時間は、13時間を超えないものとし、当該拘束時間を延長する場合であっても、最大拘束時間は、16時間とすること。この場合において、1日についての拘束時間が15時間を超える回数は、1週間について2回以内とすること。
 また、勤務終了後、継続8時間以上の休息期間を与えること。

・拘束時間
月:8時~21時+火曜の6時~8時=15時間
 ※月曜の拘束時間は、「月曜の8時~火曜の8時の24時間の中で拘束されていた時間」となる。
火:6時~23時=17時間
 ※火曜の6時~8時は、「月曜の拘束時間」にも「火曜の拘束時間」にも含まれる。
水:7時~18時=11時間
木:8時~23時+金曜の6時~8時=17時間
 ※木曜の拘束時間は、「木曜の8時~金曜の8時の24時間の中で拘束されていた時間」となる。
金:6時~21時=15時間
 ※金曜の6時~8時は、「木曜の拘束時間」にも「金曜の拘束時間」にも含まれる。
土:8時~19時=11時間

・休息期間
月~火:21時~6時=9時間
火~水:23時~7時=8時間
水~木:18時~8時=14時間
木~金:23時~6時=7時間
金~土:21時~8時=11時間

拘束時間が改善基準に違反する勤務(16時間を超えている)が、火、木の2回あり、休息期間が改善基準に違反するもの(8時間未満である)が、木~金の1回ある。 したがって、選択肢4が正解となる。


  問23 正解1,3

運転時間は、2日(始業時刻から起算して48時間をいう)を平均し1日当たり9時間、2週間を平均し1週間当たり44時間を超えないものとすること。
 1日の運転時間の計算に当たっては、特定の日を起算日として2日ごとに区切り、その2日間の平均とすることが望ましいが、特定日の最大運転時間が改善基準に違反するか否かは、「特定日の前日と特定日の運転時間の平均」と「特定日と特定日の翌日の運転時間の平均」が、ともに9時間を超えているかどうかで判断する。

2日目を特定日とした場合、それぞれの運転時間の平均は以下のようになり、どちらの平均も9時間を超えている1と3が改善基準に違反しているものとなる。

1.違反している。
1日目と2日目の平均=9.5時間 2日目と3日目の平均=9.5時間

2.違反していない。
1日目と2日目の平均=9.5時間 2日目と3日目の平均=9時間

3.違反している。
1日目と2日目の平均=9.5時間 2日目と3日目の平均=9.5時間

4.違反していない。
1日目と2日目の平均=10時間 2日目と3日目の平均=8.5時間


5.運行管理者の業務に関し必要な実務上の知識及び能力
  問24 正解 適1,3 不適2,4

2.適切でない。運行管理者は、乗務前の点呼において、乗務を開始しようとする運転者に対して事業用自動車の日常点検の実施について確認を求めなければならない

4.適切でない。事業自動車の定期点検を怠ったことが重大事故の原因であれば、その責任は整備管理者にあり、当該事故を含む運行管理業務上に一切問題がなければ運行管理者には責任が及ばない


  問25 正解 適1,2 不適3,4

2.適切。「運行上やむを得ない場合」とは、遠隔地で乗務が開始又は終了するため、乗務前又は乗務後の点呼を当該運転者が所属する営業所において対面で実施できない場合等をいい、車庫と営業所が離れている場合及び早朝・深夜等において点呼執行者が営業所に出勤していない場合等は「運行上やむを得ない場合」には該当しない。

3.適切でない。点呼については、その一部を補助者に行わせることができるが、すべてを補助者が行うことは認められていない。なお、点呼の一部を行わせる場合であっても、点呼を行うべき総回数の少なくとも3分の1以上は運行管理者が行わなければならない。

4.適切でない。肢2の説明にもあるように、早朝・深夜等において点呼執行者が営業所に出勤していない場合は「運行上やむを得ない場合」には該当しないので、電話による点呼は認められない。


  問26 正解2,3

1.適切でない。酒気帯びの有無についての確認は、必ずアルコール検知器を用いて行う必要がある。アルコール検知器が故障により作動しなかったからといって、前日の飲酒の有無についての報告、当該運転者の顔色、呼気の臭い、応答の声の調子等による確認だけで乗務させてはならない。

4.適切でない。乗務前の点呼における安全な運転をすることができないおそれがあるか否かの確認は、健康診断の結果にかかわらず、すべての運転者に対して行わなければならない


  問27 正解 1.24人 2.1人

1.本設問の条件(営業所は無休で稼働・車両は無休で稼働・運転者には週1日公休・1人1車)における必要な運転者の員数についての指針は、「運転者数≧1.2(≒7/6)×車両数」である。本設問の場合、車両数20両(被けん引車であるトレーラー10両は除かれる)なので、上記指針に当てはめると、1.2×20=24又は7/6×20≒24で24人が必要な運転者の員数となる。

2.事業者は、事業用自動車(被けん引自動車を除く。)の運行を管理する営業所ごとに、当該営業所が運行を管理する事業用自動車の数を30で除して得た数(その数に1未満の端数があるときは、これを切り捨てるものとする。)に1を加算して得た数以上の運行管理者を選任しなければならない。つまり、「{事業用自動車の数(被けん引自動車を除く)÷30}+1」で求める。本設問の場合、車両数20両(被けん引車であるトレーラ10両は除かれる)なので、上記計算式に当てはめると、(20÷30)+1≒1で選任しなければならない運行管理者の数は1人となる。


  問28 正解 適1,2,3 不適4

4.適切でない。適性診断は、運転者の運転行動や運転態度が安全運転にとって好ましい方向へ変化するように動機付けを行うことにより、運転者自身の安全意識を向上させるためのものであり、運転に適さない者を運転者として選任しないようにするためのものではない


  問29 正解 正1,3,4 誤2

2.誤り。これはフェード現象の説明である。ベーパー・ロック現象とは、長い下り坂などでフット・ブレーキを使い過ぎるとブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングなどが摩擦のため過熱してその熱がブレーキ液に伝わり、液内に気泡が発生することによりブレーキが正常に作用しなくなり効きが低下することをいう。


  問30 正解 1.40km/h 2.不適 3.不適

1.運行記録計の時刻の記録を見ると、運行開始が4時50分、運行終了が9時20分であり、運行開始から終了までは4時間30分であることがわかる。また、距離の記録を見ると走行距離は180キロメートルであることがわかる。したがって、運行開始から運行終了の間における平均時速は、180km÷4.5時間=40km/hである。

2.本運行では、最大積載量が6,400kgで車両総重量が11,020kgの事業用トラックを使用しており、車両総重量8,000kg又は最大積載量5,000kg以上の貨物自動車の場合、道路標識等により最高速度が指定されていない高速道路における最高速度は80 km/hである。速度の記録を見ると高速道路において80km/hを超えて走行している箇所があり、最高速度違反が認められる

3.連続運転時間は4時間を超えてはならず、運転開始後4時間以内または4時間経過直後に30分以上運転を中断しなければならない。時刻の記録を見ると、運転時間が4時間に達した時点で25分(10分+15分)しか運転中断をしておらず連続運転時間の違反が認められる


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