平成24年度 第1回試験(貨物)解答 - 運行管理者試験過去問題

(運営:行政書士高橋幸也うめさと駅前事務所)
トップページ > 平成24年度 第1回試験(貨物)解答

平成24年度 第1回試験(貨物)解答

トラック画像!

合格率:41.2%

【解答一覧】
問01:4
問02:1
問03:4
問04:4
問05:3
問06:3
問07:4
問08:3
問09:3
問10:1
問11:3
問12:4
問13:2
問14:1
問15:A-5 B-7 C-8 D-4
問16:4
問17:3
問18:4
問19:3
問20:1
問21:1
問22:2
問23:4
問24:適-4 否-1,2,3
問25:適-3 否-1,2,4
問26:適-1 否-2,3,4
問27:適-2,3 否-1,4
問28:3
問29:適-1,3,4 否-2
問30:1,2,3


※過去問題集と連動したテキストや模擬試験をパッケージした運行管理者試験合格必勝セットを活用することで、さらに効果的な学習ができます!


1.貨物自動車運送事業法
問1 正解:4

4 誤り。事業者は、各営業所に配置する事業用自動車の種別ごとの数の変更するときは、あらかじめその旨を、国土交通大臣に届け出なければならない。


問2 正解:1

1 誤り。休憩又は睡眠のための時間及び勤務が終了した後の休息のための時間が十分に確保されるように、国土交通大臣が告示で定める基準に従って、運転者の勤務時間及び乗務時間を定め、当該運転者にこれらを遵守させることは、事業者の業務である。


問3 正解:4

4 誤り。事業者は、乗務前及び乗務後の点呼のいずれも対面で行うことができない乗務を含む運行ごとに、所定の事項を記載した運行指示書を作成し、これにより事業用自動車の運転者に対し適切な指示を行い、及びこれを当該運転者に携行させなければならない。


問4 正解:4

貨物自動車運送事業者は、事業用自動車の乗務を開始しようとする運転者に対し、対面(運行上やむを得ない場合は電話その他の方法)により点呼を行い、次に掲げる事項について(報告)を求め、及び確認を行い、並びに事業用自動車の運行の安全を確保するために(必要な指示)をしなければならない。ただし、輸送の安全の確保に関する取組が優良であると認められる営業所において、貨物自動車運送事業者が点呼を行う場合にあっては、当該貨物自動車運送事業者は、対面による点呼と同等の効果を有するものとして国土交通大臣が定めた機器による点呼を行うことができる。
一 (酒気帯び)の有無
二 (疾病、疲労、睡眠不足)その他の理由により安全な運転をすることができないおそれの有無
三 道路運送車両法第47条の2第1項及び第2項の規定による点検の実施又はその確認


問5 正解:3

3 報告を要しない。 10台以上の自動車の衝突又は接触を生じたものでもなく、 10人以上の負傷者を生じたものでもない。また、重傷者を生じたものでもない。したがって、事故報告規則に基づく報告は不要である。


問6 正解:3

3 誤り。事故惹起運転者に対する特別な指導は、やむを得ない事情がある場合及び外部の専門的機関における指導講習を受講する予定である場合を除き、当該交通事故を引き起こした後再度トラックに乗務する前に実施する


問7 正解:4

4 誤り。乗務の開始及び終了の地点及び日時並びに主な経過地点及び乗務した距離を運転者ごとに記録させなければならない。


問8 正解:3

3 誤り。事業者は、事業用自動車に貨物を積載するときは、偏荷重が生じないように積載するとともに、貨物が運搬中に荷崩れ等により当該事業用自動車から落下することを防止するため、貨物にロープ又はシートを掛けること等必要な措置を講じなければならない(安全規則5条)。「車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上の事業用自動車に貨物を積載する場合に限り」ということはない


2.道路運送車両法
問9 正解:3

1 誤り。登録自動車が滅失し、解体し、又は自動車の用途を廃止したときは、永久抹消登録を行う。

2 誤り。登録自動車の使用の本拠の位置に変更があったときは、変更登録を行う。

4 誤り。登録自動車の所有者の氏名若しくは名称又は住所に変更があったときは、変更登録を行う。


問10 正解:1

1 誤り。自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。当該自動車の所属する営業所ではなく、自動車に備えなければならない


問11 正解:3

1 誤り。1日1回、運行開始前に行わなければならない。

2 誤り。1日1回、運行開始前に行わなければならない。

4 誤り。1日1回、運行開始前に行わなければならない。


問12 正解:4

4 誤り。貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する大型後部反射器を備えなければならない。


3.道路交通法
問13 正解:2

A 車道の説明である。

B 自動車の説明である。

C 進行妨害の説明である。

D 道路標示の説明である。


問14 正解:1

車両の運転者が最高速度違反行為を当該車両の使用者(当該車両の運転者であるものを除く。以下同じ。)の(業務)に関してした場合において、当該最高速度違反行為に係る車両の使用者が当該車両につき最高速度違反行為を防止するため必要な(運行)の管理を行っていると認められないときは、当該車両の使用の本拠の位置を管轄する公安委員会は、当該車両の使用者に対し、最高速度違反行為となる運転が行われることのないよう運転者に指導し又は(助言)することその他最高速度違反行為を防止するため必要な措置をとることを(指示)することができる。


問15 正解:A-5 B-7 C-8 D-4

交通事故があったときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員は、直ちに車両等の運転を停止して、(負傷者を救護)し、道路における(危険を防止)する等必要な措置を講じなければならない。この場合において、当該車両等の運転者(運転者が死亡し、又は負傷したためやむを得ないときは、その他の乗務員。)は、警察官が現場にいるときは当該警察官に、警察官が現場にいないときは直ちに最寄りの警察署(派出所又は駐在所を含む。)の警察官に当該交通事故が発生した(日時及び場所)、当該交通事故における死傷者の数及び(負傷者の負傷の程度)並びに損壊した物及びその損壊の程度、当該交通事故に係る車両等の積載物並びに当該交通事故について講じた措置を報告しなければならない。。


問16 正解:4

4 誤り。車両等は、横断歩道等に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者等がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前)で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない


問17 正解:3

3 誤り。過積載をしている自動車の運転者に対し、警察官から過積載とならないようにするため必要な応急の措置命令がされた場合において、当該命令に係る自動車の使用者(当該自動車の運転者であるものを除く。)が当該自動車に係る過積載を防止するため必要な運行の管理を行っていると認められないときは、当該自動車の使用の本拠の位置を管轄する公安委員会は、当該自動車の使用者に対し、車両を運転者に運転させる場合にあらかじめ車両の積載物の重量を確認することを運転者に指導し又は助言することその他車両に係る過積載を防止するため必要な措置をとることを指示することができる


4.労働基準法
問18 正解:4

4 誤り。使用者は、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定をし、これを行政官庁に届け出た場合においては、法定労働時間又は法定休日に関する規定にかかわらず、その協定で定めるところによって労働時間を延長し、又は休日に労働させることができる。


問19 正解:3

3 誤り。使用者は、その雇入れの日から起算して6ヵ月間継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。


問20 正解:1

1 誤り。運転時間は、2日(始業時刻から起算して48時間をいう。)を平均し1日当たり9時間、2週間を平均し1週間当たり44時間を超えないものとすること。


問21 正解:1

連続運転時間(1回が連続10分以上で、かつ、合計が30分以上の運転の中断をすることなく連続して運転する時間をいう。)は、4時間を超えないものとすること。運転開始後4時間以内または4時間経過直後に30分以上運転を中断しなければならない。ただし、運転開始後4時間以内に運転を中断する場合は、少なくとも1回につき10分以上とした上で分割することができる。

1 適合している。前半については、運転時間4時間(2時間30分+1時間30分)に対し、合計30分(20分+10分)の休憩を取っている。また、後半も4時間の連続運転後に30分の休憩を取っている。

2 適合していない。前半については、運転時間4時間(2時間50分+1時間10分)に対し、合計40分(20分+20分)の休憩を取っているが、後半、4時間の連続運転後に20分の休憩しか取っていない

3 適合していない。前半について、運転時間4時間(3時間20分+40分)に対し、合計30分(25分+5分)の休憩を取っているが、10分未満の休憩は運転の中断とならない。したがって、5分休憩は運転の中断とならず、運転時間4時間に対し25分の休憩しか取っていないことになる

4 適合していない。前半について、連続運転時間が4時間を超えている(4時間10分)


問22 正解:2

拘束時間は、1箇月について293時間を超えないものとすること。ただし、労使協定があるときは、1年のうち6箇月までは、1年間についての拘束時間が3,516時間を超えない範囲内において、320時間まで延長することができる。

1 適合していない。12月の拘束時間が320時間を超えている

2 適合している。拘束時間が320時間を超えている月はない。また、拘束時間が293時間を超えている月が5箇月(6月、7月、12月、1月、3月)である。

3 適合していない。拘束時間が293時間を超えている月が7箇月(4月、7月、10月、11月、12月、1月、3月)ある

4 適合していない。3月の拘束時間が320時間を超えている


問23 正解:4

1日(始業時刻から起算して24時間をいう)についての拘束時間は、13時間を超えないものとし、当該拘束時間を延長する場合であっても、最大拘束時間は、16時間とすること。この場合において、1日についての拘束時間が15時間を超える回数は、1週間について2回以内とすること。勤務終了後、継続8時間以上の休息期間を与えること。

・拘束時間
月:8時~21時+火曜の6時~8時=15時間
 ※月曜の拘束時間は、「月曜の8時~火曜の8時の24時間の中で拘束されていた時間」となる。
火:6時~23時=17時間
 ※火曜の6時~8時は、「月曜の拘束時間」にも「火曜の拘束時間」にも含まれる。
水:7時~17時=10時間
木:8時~23時+金曜の6時~8時=17時間
 ※木曜の拘束時間は、「木曜の8時~金曜の8時の24時間の中で拘束されていた時間」となる。
金:6時~21時=15時間
 ※金曜の6時~8時は、「木曜の拘束時間」にも「金曜の拘束時間」にも含まれる。
土:8時~18時=10時間

・休息期間
月~火: 21時~6時=9時間
火~水: 23時~7時=8時間
水~木: 17時~8時=15時間
木~金: 23時~6時=7時間
金~土: 21時~8時=11時間

拘束時間が改善基準に違反する勤務(16時間を超えている)が、火、木の2回あり、休息期間が改善基準に違反するもの(8時間未満である)が、木~金の1回ある。 したがって、選択肢4が正解となる。


5.実務上の知識及び能力
問24 正解:適-4 否-1,2,3

1 適切でない。酒気帯びの有無について確認を行う場合には、運転者の状態を目視等で確認するほか、当該運転者の属する営業所に備えられたアルコール検知器を用いて行わなければならない。アルコール検知器が故障により作動しなかったからといって、前日の飲酒の有無についての報告、当該運転者の顔色、呼気の臭い、応答の声の調子等による確認だけで乗務させるのは不適切である

2 適切でない。乗務後の点呼において酒気帯びの有無を確認する際にも、乗務前と同様に、運転者の状態を目視等で確認するほか、アルコール検知器を用いて行わなければならない

3 適切でない。点呼は対面で行うのが原則であるが、「運行上やむを得ない場合」は電話その他の方法にて行うことができる。しかし、「運行上やむを得ない場合」とは、遠隔地で乗務が開始又は終了するため、乗務前点呼又は乗務後点呼を当該運転者が所属する営業所において対面で実施できない場合等をいい、車庫と営業所が離れている場合及び早朝・深夜等において点呼執行者が営業所に出勤していない場合等は「運行上やむを得ない場合」には該当しない


問25 正解:適-3 否-1,2,4

1 適切でない。乗務前の点呼における安全な運転をすることができないおそれがあるか否かの確認は、すべての運転者に対して行わなければならない

2 適切でない。乗務前の点呼における事業用自動車の運行の安全を確保するための必要な指示は、すべての運転者に対して行わなければならない

4 適切でない。乗務前の点呼における事業用自動車の日常点検の実施結果については、事業用自動車の不具合の有無にかかわらず、報告を求めなければならない


問26 正解:適-1 否-2,3,4

2 適切でない。本肢のような場合においては、運行管理者は事業者に対し、適切な助言を行うべきである

3 適切でない。運行管理者は、事業者により選任された補助者に対し、適切な指導及び監督を行わなければならない

4 適切でない。運行管理者は、すべての運転手に対して、トラックの構造上の特性について指導を行わなければならない


問27 正解:適-2、3 否-1,4

1 適切でない。高速道路の走行中、故障その他の理由により本線車道等又はこれらに接する路肩若しくは路側帯において当該自動車を運転することができなくなったときは、停止表示器材を設置して、当該自動車が故障その他の理由により停止しているものであることを表示しなければならない。車外へ出ることが危険な場合には、自動車の側方の路上などの後方から見やすい場所に置く

4 適切でない。運行管理者は、異常気象その他の理由により輸送の安全の確保に支障を生ずるおそれがあるときは、乗務員に対する適切な指示その他輸送の安全を確保するために必要な措置を講じなければならない。本肢のように、運行経路を運転者自ら判断させるような指示は、適切な指示とはいえない


問28 正解:3

ア ハイドロプレーニング現象の説明である。

イ スタンディング・ウェーブ現象の説明である。

ウ ベーパー・ロック現象の説明である。

エ フェード現象の説明である。


問29 正解:適-1,3,4 否-2

2 適切でない。積載物は、自動車の車体の前後から自動車の長さの10分の1の長さを超えることとなるような方法で積載してはならない(道交法施行令22条四号イ)。本択の場合、10分の1(1メートル)を超えて突出している状態なので、道交法違反となり不適切である


問30 正解:1,2,3

4 適切でない。営業所を午前5時に出庫し、運行の途中で20分の休憩をとっても、荷下ろし先に午前9時50分に到着するということは、連続運転時間が4時間30分となり、改善基準(自動車運転者の労働時間等の改善のための基準)に違反することになる。したがって、本択は不適切である。

ミニトラック画像
HOMEへ戻る


トラック

インフォメーションInfomation


試験対策教材

合格必勝セット販売中!

運行管理者試験<貨物>合格教本 第4版
運行管理者試験<貨物>合格教本
出版:技術評論社

【Amazon】で購入!

【楽天市場】で購入!

facebook  twitter

ページトップへ戻る

試験対策講座 試験対策教材
© 2015 行政書士高橋幸也うめさと駅前事務所 All Rights Reserved.